ピカリと輝く沖大生!(85)税理士試験2科目合格!(経法商学科4年 岸本和樹さん)
夢に向かってがんばっている学生を紹介する『ピカリと輝く沖大生!』企画。今回は、今年8月に行われた税理士試験において「簿記論」と「財務諸表論」2科目に合格した経法商学科4年の岸本和樹さんを紹介します。難易度の高い税理士試験、岸本さんが所属するゼミの担当朱 愷 雯朱先生は、沖縄大学で在学中に2科目合格した学生ははじめてではないかとお話されていました。
(税理士試験は税理士となるために必要な学識と応用能力を審査する難易度の高い国家試験で合格には、必須の会計科目2科目と選択の税法科目3科目の合計5科目に合格する必要があります。)

経法商学科4年 岸本和樹さん
いつ頃から税理士を目指して勉強しているのですか
大学進学時から税理士になりたいなと思ってはいましたが、本格的に勉強をはじめたのは大学3年の12月からです。簿記の授業で勉強の楽しさにきづき、専門学校にも行きながら一日12時間ほど勉強をしました。朝から夕方まで大学内のラーニングコモンズで勉強し、ひとけがない夜は、参考書を手に、覚えるために学内を散歩しながら3時間ほど暗記科目の勉強をしています。
勉強は好きだったんですか
高校までは全く勉強してなくて、勉強は大嫌いでした。大学受験のときに、試験監督の先生から南風原高校出身で司法試験に合格した先輩の話を伺い、とてもあこがれて、そこから税理士を本気で目指そうと思うようになりました。一番大変だったのは、勉強のやりかたがわからなかったので、YouTubeで勉強法を学んだり、税理士試験に突破した先輩から話を聞いたりして工夫と改善を重ねました。
家族は私が猛勉強している様子に最初はびっくりしていましたが、本気度を理解してくれて、勉強のための費用(専門学校代金)はサポートしてくれて応援してくれています。
モチベーションの維持について
TACで月に一度試験があるのですが、全国ランキング(約2万人受験)で上位10パーセント、5パーセントに入ったときは達成感を感じて、モチベーションがあがりました。税は、国民みんなに平等にかかわる仕組みで、その仕組みが学べば学ほど面白いと感じています。
今後の目標は
県内の大学院に進む予定です。大学院に行くと、税理士試験の2科目が免除になるので、いまは1科目(消費税法)を勉強しています。大学院卒業時に税理士資格を取得し、25歳から10年間は会社に勤め、その後は自分の税理士事務所をもちたいと考えています。
後輩へアドバイス
勉強は量をこなすこと!それが誰でもできる勉強法だと思います。税理士試験の合格のためアルバイトなどをやめて背水の陣で挑んできました。この状況のなかでやるしかないという気持ち、それも大事かと思います。

